南條一座とスーパー兄弟 その112のページなのラ!

龍 美麗 座長



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南條一座とスーパ ー兄弟 「鈴蘭南座」公演 2007年10月27日(土) 夜の部舞踊ショーのものです。
朝から雨が・・・あ〜あ、台風(20号)の影響で1日中雨っぽい。
鈴蘭どうしようか?行きたいけど・・・困ったなあ〜。
天気予報では夜には回復するようなので、回復を期待してHP更新に専念してた。
4時過ぎ、回復の兆し。さあ出かけよう! 急いで新幹線に飛び乗る。

鈴蘭着いたら、入り口に客演の張り紙が・・・
何々、橘菊太郎座長、橘大五郎若座長、藤間新太郎太夫元・・・ラッキー!
でもね、入場料はその分お高くなってて、2,000円で(前売りと)追い金300円でした。
入場すると、もうたくさんのお客さんが入ってた。っちゅーか、今日は遅いからね〜。
でもこれは下手すると札止大入りかも?(昼の部の札止大入りが張り出されていたし。)

第一部お芝居「人生一人」、構成演出美麗くん。
早い話遊侠三代の戦後兄弟バージョン。 ちなみに、登場人物の名前は勝手な当て字です。(^_^;)
戦時中、空襲に遭い生き別れとなった兄(誠一郎)弟(誠二)が数奇な運命を辿る物語。
誠二(大五郎若座長)は愚連隊となり、弟分の銀二(虎くん)、正男(虎楠くん)と 兄を探していた。
兄を探しに行く途中、パンパンの二人組み(椿ちゃんと小雪ちゃん、椿ちゃんこんな役似合うわぁ)と出くわして、正男にパン1個で筆おろし如何?と誘いかけるが、銀二に止められて引き上げるパンパン二人組み。
椿ちゃん、大ちゃんと虎くんにめっちゃ弄られる。(笑)
大ちゃん、あまり遊ぶと美麗くんに怒られるからな〜とぼやく。 (パンパンとは売春婦のこと。語源は色々有るが、決してパン1個で春を売ることからきている訳ではない。(笑))
誠二は、おにぎりをもらい食べていると、おこもさんが誠二の財布を盗んだ。
銀二が怪しい奴だと睨んでいた矢先その盗みを目撃し現行犯で捕らえる。
誠二はいきり立つ銀二をなだめおこもさんの話を聞くと「戦争孤児を十数人を養うのに大変で、つい財布に手を出してしまった。」とのこと。
見ず知らずの戦争孤児達の面倒を見ていることに感心し、子供達も引き取るので、自分の兄になってくれと頼み込み、一緒に暮らす事となった。
愚連隊の誠二をよく思わないヤクザの親分(隆さん)は、殺し屋誠一郎(美麗くん)を雇い、実の弟誠二の命を狙わせる。 誠一郎は、誠二の家を訪ね対応に出た銀二に「誠二を殺しにきた。」と話すが、居留守を使われ、銀二に呼び出しを言付ける。
兄貴分誠二の命を救う為、ひとり誠二の身代わりとして死地に向かう銀二であった。

ここからは、虎くん凄絶な最後を遂げる銀二を熱演!!
殺し屋誠一郎と戦う銀二。いや〜、血糊吐きまくりで凄かった。
年の頃なら二十と五六、顔に焼けどの痕が・・・誠二の兄だと悟る銀二に容赦なくドスを突き刺す殺し屋誠一郎、虚しく殺されてしまう銀二。(T_T)
銀二の後を追い、駆け付けた誠二と正男だったが、そこには無残な姿の銀二が・・・。
誠二は、いきり立つ正男をなだめ、おこもさんを呼びに行かせる。
実の兄弟誠一郎と誠二の死闘が繰り広げられ、最後に残酷な真実に気付く二人であったが、誠一郎は六連発を自分の首に向け引き金を引いた。バンッ!
反戦を見事に謳った切なくやるせないお芝居でした。泣けました。

第二部舞踊ショー・スーパー兄弟オンステージ。
客演のお三方達、スーパー兄弟共に、立ち・女形1本ずつ。 その他に條かずみちゃんも舞踊だけ1本出てた。
ラストステージ、お手を拝借 、大ちゃん「こんなんでええの?」ボソッ。 札止大入り満員御礼!




















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