龍 美麗 座長
南條一座とスーパ
ー兄弟 「鈴蘭南座」公演 2007年10月21日(日) 夜の部舞踊ショーのものです。 スーパー兄弟鈴蘭夜の部連荘の観劇です。(^.^)
何故か?ってゆーと、前日の予告でお芝居が「大岡政談 悪の華」だと聞いてしまったから、これは行かねばと心に決めました。
この大岡政談 悪の華は、忘れもしません5月(実際は4月30日だけど)大勝館初日でゴールデンウィークの予告を聞いて絶対観たいと思ったお芝居です。だから、これは絶対見逃せない。
豊橋健康ランド昼の部の続き。
またこんな時に限って竜ちゃんトークが長いんだもん。真剣に間に合わないかも?と思ったよ〜。 でも何とか新幹線には間に合い、ホッとして、気が緩み新幹線で居眠りしてしまい名古屋駅直前で目が覚めました。危ない危ない。。。
第一部お芝居「大岡政談 悪の華」
美麗くん、構成・演出。
一幕、パッと見分かり難いけど嵐の船上から幕は開く。 ラシャ面狂四郎(美麗くん)は大岡越前(隆さん)に島送りにされたが、島を船で無事抜け出し江戸へ舞い戻り、大岡越前に復讐を誓った。大江戸に悪の華を咲かせてやる!
幕間に虎楠くんが手配書き(狂四郎の似顔絵)を場内へばら撒く。 でも私のところには撒かれなかった、なぜなら花道とは反対側にいたから・・・ってゆーか虎楠くんじゃ小さすぎて届きません。
このように幕間の演出も随所に有り、客席へ降りて来たりして楽しませてくれました。狂四郎の登場も客席からだったし、美麗くんの演出はなかなか面白い。
二幕、按摩に化け、まんまと大店「伊勢屋」へ主(蝶さん)が寝込んだ隙に入り込み、盗みをしようとした時、主に気付かれ主を殺害する。
三幕、狂四郎が舞い戻ったことから、大岡越前は信頼のおける部下の吉田三五郎(虎くん)を呼び狂四郎を捕らえるよう申し付ける。三五郎は君主のために命を懸けて狂四郎を召捕ることを決意する。
四幕、狂四郎に殺害された伊勢屋の主の墓前で手を合わせる娘(椿ちゃん)。そこへ勘当された息子(銀平くん)が現れ、兄貴分の狂四郎に父親を殺されたことを知る。暫くすると狂四郎が現れ、自分の父親を殺してしまった事を告げる。それを知ると、さすがの狂四郎も墓前に手を合わせ、何でも言う事を聞いてやると言った。それでは堅気になってくれ!と頼む。
しかし、それだけは出来ないと言い、自分の生い立ちを語り出す。狂四郎はオランダ人の父と、花街で働く母の間に生まれ、母に疎まれ捨てられた。そして、寺の坊主に引き取られ、坊主を親以上に慕い信じたが、ある日売られる事を耳にしてしまい、坊主を初めて殺し、人殺しによる快感を覚えたと。
なら親の敵討ちだと斬りかかる勘当された息子を振り払おうとしていると、バンッ!と六連発に撃たれてしまう勘当された息子。
銃を持って現れる、ガラシャのおふじ(小雪ちゃん)。 狂四郎は「仲間殺してどうする!」とおふじに言うが、後の祭り。
体が冷えてしまった。「どこかでしっぽりと・・・」と立ち去る二人。
ここからは、罠を張っていた三五郎と罠にハメたつもりがハマってしまった狂四郎・おふじの大捕り物!大立ち回り!
このお芝居最大の見せ場です。
何故か悪のヒーロー狂四郎に声援を送ってしまいます。(^_^;)
この場面の演出も虎くん美麗くんの息の合ったスピード感溢れる殺陣の中にスローモーションを織り込み美麗くんの演出が冴えてます。またこの場面はかなり長く続くけど観るものを飽きさせません。ってゆーか、グイグイ引き込んでくれます。
演出と言えば、狂四郎のバックに流れる曲の不吉なまでに彩られた暗黒のヘヴィ・リフがめっちゃ似合ってた。
大変面白いお芝居でした。 続編作ってもいいんじゃない?美麗くん!
最後に画家志望だった美麗くん、すべて描いてます。
第二部舞踊ショー、スーパー兄弟オンステージ。
虎くん、立ちは黒田節を含む2本、めった可愛い女形1本、ラストステージも女形。
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