劇団美山 その271のページなのラ!

里美 たかし 座長



☆


劇団美山 「バーデンバーデン」公演 2009年9月6日(日)昼の部・夜の部舞踊ショーのものです。
待ちに待った劇団美山観劇!
今年1月の鈴蘭以来ずっと待っていたんだ!!
もうエクボちゃんに逢いたくて逢いたくて、期待を胸に行って来た。

朝からDVDのエンコやってて何とか終了。 さあ!観劇の準備だ!
買い物を超スピードで終わらせて、10時35分バーデンへ出発! 今回は夫婦二人で出陣!
運転しても何かソワソワしちゃってる。 大丈夫か私! しっかりしなくっちゃ!
出発が早かったから何時もよりも早めにバーデン到着。
駐車場は偶然にも入り口に近い所が空いてた、ラッキー!

入場してすぐさま回数券を買う。 そして、ゆっくりお風呂へ。
お風呂上がって、まずは来月の予約。来月は小林劇団だからね。真ちゃ〜ん!
このところ買いそびれていた花舞台を購入。 表紙はおもちゃさんか。

昼食は、これまた久しぶりな野菜炒めラーメン!激上手い! バーデン最高!
メニューは和食がだいぶ消されていたが、中華は変わらないのでめちゃOK。
今日は、豊橋健康ランドが休みなので、豊橋組がたくさんみえてる。
その甲斐あってか、大入りが出た。
また、向かいのお席にはマイミクさんも。 久しぶりのバーデン嬉しいなあ〜

お芝居「浜の兄弟 音頭の舟歌」
主演 漁師 源吉:たかし座長。
競演 その弟 源太(奉行源三郎):こうたくん。
その母 おまさ:喜代子さん。
網元若旦那:愛さん。
その妹おぎん:エクボちゃん。

漁師の源吉(たかし座長)は、村の為に八丁櫓(座長は「はっちょうぶ」と言ってたけど「はっちょうろ」だと思うのだが・・・江戸時代、八丁の櫓が付いた大型船は軍船のみであったが、焼津港のみ漁船に八丁櫓が許されていた。よって通常の船は七丁以下であった。)の船を作った。
村は喜びに沸き、奉納金五十両が源吉の家に奉られていた。

そんな折、3年前大金を持って女と駆け落ちした弟源太(こうたくん)がこっそり帰ってきた。 源太は、母親おまさ(喜代子さん)に今までの経緯を全て話した。
ここからはこうたくんの見せ場!

旅先でお金も尽き、駆け落ちした女は金の切れ目が縁の切れ目と、源太に愛想を着かして出て行き、源太は行き倒れになった。 それを大棚の主に助けられ手厚く介抱され、元気になった源太はご恩返しにその店で一生懸命働き一番番頭にまでなった。
ところが、ある日博打に手を染めてしまい、店のお金五十両にも手を出してしまった。博打に使ったお金を返せ!返せないなら番所へ突き出すと言われ、一番番頭から転げ落ち乞食同然の姿で、家に助けを求めて帰って来たのだった。
母親であるおまさは、こんな話を聞いてしまうと、助けない訳にはいかず、奉納金の五十両を渡そうとする。
すると、源吉が割って入りおまさを止めた。
ここからは座長の見せ場!

末っ子である源太は小さな頃から、甘やかされて育った経緯を話す。いつでも源太の後始末をしてきた源吉や両親の事をこれでもかと言い聞かすように熱弁。 もう涙なしには観られない。大粒の涙が私の頬をいくつも流れた。
そうは言うものの、家族であり、たった一人の弟を見捨てる事など出来やしない。
父の形見の羽織の袖にそっと五十両を忍ばせ、源太に着せてやる源吉。
源太も兄のその情けに気付き、礼を言い、立ち去って行った。

おまさが五十両がない事に気付いて、源吉に問うた。
源太に・・・ えっ!何て事を!

そこへ網元の若旦那の妹おぎん(エクボちゃん)が、今日の主役が遅いので心配して来た。
皆待ってるから早く来て!
実は五十両が・・・ほんとにすまない!と源吉が額を地面に擦り付ける様に謝った。
そんな源吉を、おぎんは「末は夫婦になるんだから」と許したのだった。

ラストは源太がお奉行となって千両箱と共に颯爽と登場!
へへ〜い!皆頭を下げて、ここからは泣き笑い!
ここからもこうたくんの見せ場!

奉行源三郎は、本当の話をした。 実は先ほどの話は全部作り話で、兄や母を騙すつもりではないが、三年前飛び出していった自分を許してくれるだろうか?と様子を伺ったのだった。
そして、許すどころか大金五十両をも用立ててくれた事に深く心を打たれた。
嘘の様な真の話は、源太が金山を発見し、その褒美として江戸の将軍直々にお呼びがかかり、金山奉行に取り立てられたのだった。爆笑!そんなアホな! めっちゃハッピーエンド!

結構長いお芝居で1時間20分くらいはあっただろうか?
でも決して長くは感じられず、あっと言う間だった。はじめて観たお芝居だから真剣に見入ったのかもね。
このように美山のお芝居はいつも入り込んでしまうのだ!
いやーそれにしても、こうたくん成長してるな〜。
このお芝居、こうたくん主演と言っても良いほどだ。

口上
劇団グッズの紹介。いつも思うけど、美山のグッズ値付けはお安く、とっても良心的。

小休止

昼の部舞踊ショー
トップステージは、女優陣によるKiss!Kiss!私のお気に入り!
京馬くん、祐樹くん、立ち。
座長、女形!
エクボちゃん女形、ミカちゃん立ち。可愛いー!
座長、女形。人力車に乗って!引き手は祐樹くん。
こうたくん、みつきちゃん、相舞。
京馬くん、立ち。スナック菓子の着物で次々にお菓子をばら撒いた。
エクボちゃん、花ちゃん、立ち。
祐樹くん、立ち。
ミカちゃん、京馬くん相舞。
座長、立ち。俺さま傘!
こうたくん、女形。
座長、立ち。カッコいいね。
ラストステージ!

送り出し
エクボちゃんのところへまっしぐら! 送り出し写真撮った。
私をちゃんと覚えていてくれた。
鈴蘭以来だね〜。 エクボちゃん、また綺麗になったね!
本人さんは照れていたけど、お世辞じゃないから。
握手してお風呂へ。

お風呂から上がって、アイス食べてると、見知らぬ方からお声をかけていただいた。
最近、早乙女太一くんのファンになった方らしく、昔の太一くんの事とかを話した。
そして、同じテーブルの真向かいの方ともお話してると、もう夕食の時間。

夕食は、久しぶりに(って、何を頼んでも久しぶりか!)チャーハン 美味い!

夜の部お芝居「大江戸 屋根の下」
主演 島帰りの源太:たかし座長。
その弟 伊勢屋手代 信吉:京馬くん。
おみよ:ミカちゃん。
伊勢屋主人:愛さん。
手代:こうたくん
岡っ引き 左平次:祐樹くん。
下っ引き かめ:エクボちゃん。

この日は、内容は変われど、昼夜共兄弟愛を描いたお芝居だった。
伊勢屋手代 信吉(京馬くん)は、母の病気を治すために必要な金五両を何とかしてと、夫婦になる契りを結んだおみよ(ミカちゃん)に頼まれ、伊勢屋主人に金五両を貸して欲しいと頼み込んだ。
しかし、主人は島帰りの兄を持つようなお前には、絶対に貸せない!と断った。
どうせ兄弟二人グルになって悪事を働くに違いない!と一喝した。
そこを何とかと押し問答してると、主人が人を呼ぼうと声を上げようとしたため、口を塞ぐつもりが、勢い余って首を絞めてしまい、主人を殺してしまった。その時着物の袖が千切れた。
これに驚いた信吉は、とりあえず五両をいただき、その場を逃げ、家に帰った。

岡っ引き左平次がやってきて犯人の着物の袖をみつけ、それを手がかりにかめと一緒に犯人探しに行った。
手代の信吉が怪しいと家に行く。家には、信吉の兄源太がおり、左平次の対応をした。
「この袖に見覚えはないか?」
それは、団十郎染めといって今流行っている柄の着物だった。
実は、団十郎染めの着物は、源太が弟信吉に買ってやったものだった。
この時源太は、まだ信吉には会っておらず、ほんとに知らないのだった。
左平次は、源太を信じ返って行った。 が、折角の証拠品の袖を忘れていってしまった。

その袖を拾い上げ、まさか信吉が!源太は、胸騒ぎがしたので団十郎染めの着物を探し出し、確認した。
やっぱり、袖がない着物だった。 源太は、信吉を呼び出し、この着物はどういうことだ!と問い正した。
信吉は白を切ろうとしたが観念し、こうなった経緯を話した。
なぜ?こうなる前に話してくれなかったんだ!と源太は嘆いた。
島帰りの兄に、お金の話をしてもどうにもならない!と信吉が反論。

源太は、島へ流されるべくして流されたのではない。 少しでも良い仕事をという思いから、つい騙されてしまったのだ。
それは見張り役をするだけで大金が得られると誘われ、見張りをしたのはいいが、実は人殺し強盗の片棒を担がされたのだった。 強盗団は、源太を見張りに立たせている間に、人殺し強盗をやって逃げた。
そんなことは露知らず、源太はその後、家に入ると、死体がゴロゴロと転がっているのを見て腰を抜かした。
当然現行犯逮捕となり、言い訳も出来ず、無実の罪で島送りとなったのだ。
そう、源太は信吉と違い罪を犯してないのだ。
にもかかわらず源太は世間からは冷たい目で見られている。
ならば、このまま信吉を殺しても同じ事!と源太は刀を振り上げた。

ちょうどその時玄関前で聞き耳を立て一部始終を聞いていたおみよが止めに入った。
「私のせいでこうなったのだから、私を殺して!」とおみよが泣き叫ぶ。
信吉も、「いや俺を!」と。
二人でかばい合った。
いくら源太と言えども、こんな二人を殺せるはずがない。

そこへ左平次が忘れ物の着物の袖を取りにやってきた。
源太は団十郎染めの着物を出し、これを着て自分がやったと名乗り出た。
信吉が割って入ろうとしても、源太は口を挟ませなかった。
左平次はせっかくの兄の情けを大事にしろ!と信吉に言い聞かせた。
下っ引きのかめ(エクボちゃん)もこの兄弟愛を見て感激した。笑いながら言ってたけど・・・可愛いからOK。
左平次は一度源太をお縄にするが、縄を解いた。
自首すれば、情状酌量により罪が軽くなり、打ち首獄門は免れるかもしれないからと情けをかけた。

ここで祐樹くん、「打ち首拷問」と言ってしまい、「打ち首したものを拷問してどうする」と座長に頭を叩かれる。(笑)
座長「お前にはこの役は向いてない。」

昼夜共涙無しでは見られない良いお芝居だった。

口上
祐樹くん。

夜の部舞踊ショー
オープニングはエクボちゃんを筆頭に女優陣。
座長、立ち。
こうたくん、エクボちゃん相舞。
座長、立ち。
ミカちゃん、花ちゃん。
祐樹くん、立ち。
こうたくん女形、エクボちゃん・ミカちゃん立ち。
京馬くん、立ち。
ミカちゃん立ち、花ちゃん・みつきちゃん女形。
エクボちゃん、京馬くん、祐樹くん。エクボちゃん斬られてしまった。(笑)
座長、女形。
こうたくん、女形。
座長、女形。
そのままフィナーレ「赤と黒のブルース」へ雪崩れ込む。
めっちゃ好きな曲でラストは嬉しかった。

美山最高! 今の私は美山に勝る劇団はいないくらいの勢いだ。

















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