里美 たかし 座長
劇団美山 「鈴蘭南座」公演 2009年1月25日(日)昼の部舞踊ショーのものです。
今月7回目の美山さん観劇行って来た。
今回は、昼の部だけど、寒いなあ〜。
いつもの時間に出発。ママチャリで柳生橋付近に来たら、通行止めらしく交通整理の方が「通れないぞ」と合図している。 工事のため踏み切りが渡れない。
踏み切りは渡らないので、前方に指差して意思表示すると「通っていいよ」の合図。 豊橋駅に着き、キヨスクで温かいお茶を買い一息ついた。
鈴蘭へは、遅れも無く待ちも無く順調に到着。 鈴蘭裏口でエクボちゃんとお客さんが話していた。エクボちゃんは、メガネかけていて素顔も可愛い女の子だ。
入場すると、もうお客さんはたくさん入っていた。 お席は、ほぼいつもの場所なのでOK。 ただ、日曜ってことで、詰めているから、少し狭い。
二つ前の列にランド等でよく会う方がいて会釈、「今日は一人?」と聞かれ、
私「はい、一人です。」
まずは腹ごしらえして、今日は舞踊ショーが第一部でお芝居が第二部の二部構成だと言う事を昨日口上で予め聞いていたので、カメラの準備をする。
第一部舞踊ショー
若手群舞。
座長、女形。
祐樹くん、輝彦くん立ち相舞。
エクボちゃん、こうたくん相舞。
座長、女形。
京馬くん、立ち。
ミカちゃん、花ちゃん女形相舞。
祐樹くん立ち。
京馬くん、エクボちゃん、ミカちゃん立ち。
輝彦くん立ち。
座長、立ち。
こうたくん、立ち。
座長、立ち。
エクボちゃん、ミカちゃん、花ちゃん、めっちゃ可愛い女形。Kiss Kiss !
「Chu!Chu!は恋の合言葉」の女性ボーカルMinaバージョンだと思う。
フィナーレ!
第二部お芝居「森の石松 閻魔堂の最後」
主演森の石松:たかし座長。
小松村七五郎:喜代子さん。
その女房お民:愛さん。
江戸っ子神田出身の為吉:祐樹くん。(二役で保下田の久六の子分役も)
市助:エクボちゃん。(二役で都鳥一家の子分役も)
三十石船客の男:ミカちゃん。(二役で保下田の久六の子分役も)
三十石船客の女:花ちゃん。
都鳥吉兵衛:輝彦くん。
都鳥常吉:京馬くん。
都鳥梅吉:こうたくん。
森の石松と言えば有名なこのお芝居。あえて解説いらないかもですが、少し触りを。
お芝居では冒頭の語りもないので、補足しておくと、 清水の次郎長は、森の石松(たかし座長)に道中で喧嘩をするな、どすを抜くなと言い聞かせ刀に封印をし、次郎長親分の代参で金比羅詣りに行かせた。
金比羅詣りを済ませた石松が三十石船に乗って寿司を肴に酒を飲んでいると、東海道一の親分の話が聞こえてきた。 船客の市助(エクボちゃん)が東海道一の親分の話を振って、江戸っ子の為吉が「東海道一の親分は清水の次郎長親分だ。」と。
石松「清水一家で一番強いのは誰だい?」と尋ねると
江戸っ子「大政。」
順番に聞いていくが、 大政、小政、大瀬半五郎、増川仙右衛門、法印大五郎、追分三五郎・・・ なかなか自分の名前が出てこない。 自分の名前が出るものと期待していた石松は、しびれを切らしてしまう。
石松「もっと強いのがあるでしょ。清水一家で一番強いのが!」
江戸っ子「大政、小政、遠州森のい・・・。」
「すまねぇ、イの一番に言わなきゃならない、清水一家で一番強いのを一人忘れていた!」
石松「へ〜、誰だいその一番強いってぇのは。」
江戸っ子「こりゃあ強い、大政小政が束になってかかってもかなわねぇ〜」
石松「面白くなってきたなあ〜こりゃあ。」
江戸っ子「こりゃあ強い、遠州森の福田屋という宿屋の倅だ」
「遠州森の石松。これが一番強い!」
石松「飲みねぇ、飲みねぇ、寿司を食いねぇ寿司を!」
「江戸っ子だってねぇ〜」
江戸っ子「神田の生まれよ!」
石松「おめぇ、小遣いやろうか?」
江戸っ子「だけど、あいつは人間が馬鹿だからね〜」
石松「嫌な野郎だね。こん畜生!人を上げたり下げたりしゃーがって!」
「誰が馬鹿だい?(怒)」
江戸っ子「石松が。」
石松「清水一家の森の石松は馬鹿か!」
「俺がその森の石松だ!!」
船客全員吃驚! 浪曲等でもとても有名なこの件。大好きな場面から始まった。
場面は変わって、花火に持っていく金百両の金の工面に困っていた都鳥吉兵衛(輝彦くん)、常吉(京馬くん)の三兄弟。そこへ石松の幼馴染・都鳥末弟の梅吉(こうたくん)が、石松が身受山からお蝶の香典百両を預かっていることを聞き出したと吉兵衛に報告する。
吉兵衛は、その香典百両を石松から借りて花火の金にまわそうと考えた。 人の良い石松は、二日に返すからと都鳥三兄弟に泣きつかれて百両を貸してしまう。
ところが、二日も過ぎ、七日になってもまだ都鳥は石松に金を返そうとしない。 そんな折、小松村七五郎にバッタリ会った。
七五郎「都鳥の所へ草鞋脱いでるなんて、ここまで来て水臭いじゃないか・・・」
石松は七五郎に都鳥へ金を貸した話を打ち明けた。
七五郎に「そんな金返って来ない。俺が百両かき集めるから、それを持って清水へ帰れ。」と諭された。
石松は納得するが・・・そこへ都鳥梅吉達がやって来て、金を返すからと酒を飲まして騙しに掛けた。
都鳥一家の騙し討ちに遭った石松が、七五郎の家にうまく引き上げたが、そこへ都鳥一家が来た。
ところが、七五郎の女房お民(愛さん)の度胸に驚いて都鳥一家は引き上げて行った。
石松は手当をうけ、戸のつっかえ棒を杖変わりに帰途についた。
石松が閻魔堂へ着くと、都鳥一家がバタバタバタバタ・・・ 来やがったな!
石松は閻魔堂の中に隠れた。 都鳥一家と保下田の久六の子分(祐樹くん・ミカちゃん)がやって来た。
ここからが、このお芝居最大の見せ場、石松が壮絶な死闘を繰り広げる。
都鳥一家「居ねえか?そっちに。」
「居ません。」
「こっちも居ねぇ。」
「逃げ足の速い野郎だ!強いなんて言いやがって、逃げちまやがる卑怯な野郎だ!」
閻魔堂の中で聞いてた石松が堪え切れずに出てきた。
石松「やい!」
「石松は卑怯だって言いやがったな。俺は逃げたんじゃねえ。手前らがここへ来るだろうと待って居たんだ。」
石松は杖代わりの棒で都鳥一家に立ち向かった。
刀は次郎長親分から封印してあるため、抜けに抜けない。
親分の言い付けを、貫き通し、石松はめった斬りにされた。
そこまで馬鹿正直に言い付けを守らなくても・・・もう涙が止まらない。
斬られても斬られても立ち向かった。
たかし座長、物凄い熱演。
親分に会いたい・・・と石松は死んでいった。
終演。
満員大入り御礼!
流石にこのまま即送り出しには行けず、涙を拭いて止まるのを待ってほぼ最後に出た。
送り出し
エクボちゃんに、「今日、凄く可愛かったよ。」と話した。
「あと1回しか来られないけど、今度お写真差し上げます。かなさんが来る日に来ますからね。」
エクボちゃん「お待ちしてます。」
こうたくんに、南座で撮ったお写真を見せて、「お好きなのありましたら、どうぞ!」と選んだのが、京馬くんと写ってる写真だった。
そして、座長にもお写真見せて気に入られた2枚を差し上げた。
最後に京馬くんにも見せた。
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