里美 たかし 座長

劇団美山 「バーデンバーデン」公演 2008年11月23日(日)昼の部・夜の部舞踊ショーのものです。
今月４回目の美山さん観劇行って来た。
今回は、何故か無茶苦茶早く買い物が済んでのバーデン出発となった。
バーデン到着、いつもより１５分くらい早い！さーて今日の駐車場はどうかな？
到着早めな為か、余裕で駐車できた。
バーデン玄関に、見慣れない張り紙が・・・ 何々、１１月２３日って今日じゃん！
劇団大川の椿裕二座長が、新曲のキャンペーンで夜の部のみ出演するとのこと。
裕二座長、久しぶりに見れるなあ。ラッキー！！

先週丁度回数券が終わったので、今回は回数券を購入しての入場。
お風呂へ入り、ゆっくり温まり、大広間へ向かう。 ３７番テーブルは、いつもの親子のお二方はみえなくて、その代わりじゃないけど、合い向かいに先週いたおばちゃんがいた。 「どうも〜」
昼食は、定番野菜炒めラーメン。めちゃ早く出来上がってきた。
中華は何故こんなに時間に差が出るのだろうか？ 全く読めないなあ〜、中華の出来上がり時間。
食事中、同じテーブルにマイミクさんが・・・ 余裕でお芝居開演前に完食。
さてさて、一眼レフカメラを購入されたとか、おお！キャノン EOS Kissじゃあーりませんか！ 羨望の眼差しー！

昼の部お芝居「雨の大阪 情けの一夜」
主演せいやん役に喜代子さん。競演元嫁の義父役にたかし座長。
舞台は大工の棟梁せいやん（喜代子さん）の家。
せいやんの妹（エクボちゃん）は、夫（京馬くん）と一緒にお芝居を見に行く約束をしていたのに、仕事が入り行けなくなってしまった事に腹を立ててせいやんの家に来ていた。
せいやんに夫の愚痴を言いにやってきたのだ。 すると夫が侘びを入れにやってきた。
それをせいやんが、活を入れ夫らしく男らしくしなさいと指導する。
が、やっぱり夫はやり込められてしまい、帰っていった。。
棟梁せいやんの一番下の弟子はっちゃん（こうたくん）がお腹を空かして帰ってきた。
せいやんの女房（ミカちゃん）がご飯の準備は出来てるからね。お酒も１本付けてあるので先に食べてきなさいと。

せいやんが帰ってきた。 一杯入ってご機嫌なはっちゃんが千鳥足でフラフラと。
せいやんに活を入れられ、用事を頼まれたはっちゃん。家を出てすぐに用事を忘れている。
酔ってるはっちゃんに用事を果せる訳が無い。(笑)

義父（たかし座長）が花子（花ちゃん）とせいやんの所へ嫁いだ娘お松を訪ねて、田舎からやってきた。
たかし座長、登場しただけで爆笑を誘う。上手いなあ〜。
でも、たかし座長が花子に牛乳瓶のフタみたいなメガネと言ったが、絶対牛乳瓶の底である。揚げ足取り〜。(笑)
でもほんと、あのメガネでよく見えるなあ〜と思った。

せいやんは、義父を悲しませないように、前妻お松は男と駆け落ちして出て行った事を必死に隠そうと、今の女房を２階の奥さんにしてしまった。
当然女房は面白くなく、膨れっ面。
せいやんは男女それぞれ専用に建て増したヒノキ風呂を自慢して、義父達をお風呂へ入るよう薦めた。お風呂へ入ってる間に、女房に事情を話し、出来た女房はすぐに快く協力してくれ、せいやんは御もてなしの準備に走った。

何をしてきたか分からないはっちゃんが帰ってくると、そこに見慣れない義父を見つけた。いったい誰？
二人とも名乗り合い、義父は悪妻であった娘の話をはっちゃんから聞き出してしまう。
はっちゃんは、事情を全く知らずに、ありのままを話してしまった。 （はっちゃんが、エピソードを話してる時、語尾にバブーッと付けたのにはリアルと言おうか大笑いした。）
娘が如何に悪妻であったか、その事実に愕然とした義父。
義父は、はっちゃんの言い放った「子供は親の躾で良くも悪くもなる」との言葉に、穴があったら入りたい気持ちでいっぱいになった。 そんなことになっているとは露知らず、せいやんが帰ってくると。

義父は、詫びても詫びても詫びきれないと、せいやんに頭を下げた。 せいやんは、こうなることを恐れてつきたくない嘘をついていたのだった。
義父はもうここに居る理由がなくなったから、帰ることにした。せいやんは、このまま手ぶらで帰ったのでは、村の人たちに申し訳が立たないからと、手持ちの有り金を財布ごと義父に「これを使って下さい。」と渡した。
義父は涙し感謝して受け取った。 外は、雨が降り出していた。せいやんは、義父に傘を渡した。 ラストで義父が花子に、人に迷惑を掛けるような事だけはしてはいけない！と言い聞かす。

優しい夫が妻が濡れてはいけないと、傘を持って迎えに来た。
せいやんの妹も一部始終を見ていて、改心し、夫と一緒に帰っていった。
前半からずっと笑いで飛ばしてきたが、ラストで泣かせてくれたこのお芝居。
話の筋を知っていても、新鮮に笑って泣いてしまう。素晴らしい劇団美山。
涙と鼻水が止まらない・・・、近頃、ほんと涙もろくなりました。


口上
喜代子さん。 このお芝居、以前は配役が違っていたが、たかし座長が、どうしても義父役をやりたいと押し切っての配役。常に色々な役を意欲的にこなして、楽しませてくれるたかし座長に脱帽！
もっともっと美山の芝居が観たい！！


昼の部舞踊ショー
若手群舞。
ミカちゃん、女形。
たかし座長、女形。
エクボちゃん、輝彦くん、立ちで相舞。
祐樹くん、女形。
たかし座長立ち、こうたくん女形で相舞。
この時、ストロボが発光しなくなった。大汗！滝汗！！ 折角こうたくん女形なのに・・・トホホのホ。
原因不明なので、ノーストロボ撮影に急遽変更！ バーデンは暗いからなあ〜。
お願いだから写ってて頂戴！と運を天に任せての撮影だった。
舞踊が終わってから、充電池を取り出して、リセットしたら、回復してくれたストロボくん。一安心。
京馬くん、立ち。
ミカちゃん、花ちゃん、立ちで相舞。
たかし座長女形。
エクボちゃん女形、京馬くん立ちで相舞。
エクボちゃん、可愛いー。
輝彦くん、立ち。
こうたくん、可愛い女形。
祐樹くん歌で、たかし座長立ち。
喜代子さん、立ち。
ラストステージ。

送り出し
エクボちゃん、ミカちゃんにサインを貰った。
それと、こうたくん・京馬くん・ミカちゃん・エクボちゃんの順に送り出し写真を撮った。それも望遠レンズで。。。

お風呂から上がって、大広間でメールチェック。
夕食は、チャーハン！


夜の部お芝居「春雨傘」
主演番頭のちゅうどん役に祐樹くん。競演淀屋主人五兵衞役にたかし座長。
舞台は、淀屋店先（質店）。ちゅうどん（祐樹くん）が仕事に奮闘する場面。
今日もちゅうどん（祐樹くん）からお金を騙し取ろうと色々な輩がやってくる。
亀太郎（こうたくん）は、ただの風呂桶を太閤秀吉殿下が大阪夏の陣で使ったおまるだと証し、ちゅうどんからまんまと２両も騙し取った。
千兵衞爺さん（京馬くん）は、ボロボロな刀を荒木又右衛門の使った百足丸だと証し、ワシは荒木股の毛だと名乗る。またしても、ちゅうどんは騙され３両で買い取ってしまう。

ちゅうどんは、仕事をした満足感を得たが、お腹が空いてしまった。
女将さんのことじを主人の声色を使って呼びつけ、お腹が空いたので食事を！と訴える。
が主人が帰ってないのに先に食事を取ることは許しません！と断られた。

主人五兵衞（たかし座長）が仕事の集まりから芸者の冷奴（ミカちゃん）と枝豆（花ちゃん）を連れて一緒に帰ってきた。また、百両で買い取った刀も一緒に持ち帰る。
五兵衞は、ちゅうどんに、しっかり仕事をするよう促す。 ちゅうどんは、主人に仕事をしたことを報告した。
主人には、また騙されている事がすぐに分かってしまう。大阪夏の陣とは、太閤秀吉殿下没後の戦いであるから、真っ赤な偽物だ。こんなボロボロな刀だし、百足丸なんて聞いたこと無いと。 ちゅうどんは、五兵衞にこっ酷く怒られた。
が、怒られても、全く気にしないノー天気なちゅうどんであった。

五兵衞が奥に入ると、寝てしまうちゅうどん。 そこへ浪人が倒れこみ、水を一杯頂きたいと。
ここで、ことじが浪人の元の妻であったことが分かる。 浪人は、伝家の宝刀を探し旅に出ていた。
妻ことじは、生活していかなくてはならず、芸者に身を売って働いていた。
それを五兵衞が可愛そうに思い、ことじを家に連れ帰り、いつかは、このようなことに成るだろうと、ことじには一切触れずにいたのだ。 五兵衞は何も言わず、ことじに離縁を申し出た。
それは、ことじを浪人の元へ戻してあげようという気持ちからであった。
五兵衞は百両で買った刀を思い出し、これは丁度いいと、浪人に刀の鑑定をしてもらう事にした。
すると、これぞ浪人が探していた刀である事がわかった。 浪人は、「この刀を売って欲しい。」と五兵衞に申し出た。
優しい五兵衞は、離縁したことじにこの刀を渡し、浪人にタダで差し上げたのだった。
ハッピーエンドで終演。

このお芝居は、祐樹くん数回目だそうですが、自分のものにしていて、もうかなり板についてきてるなあと感じた。
普段の祐樹くんも、ちゅうどんと同じような感じの子だそうです。(笑)


夜の部舞踊ショー
若手群舞。
たかし座長、立ち。
椿裕二座長、新曲のキャンペーン。カップリング曲と２曲を歌った。
カップリングは前川きよしとクールファイブの東京砂漠。カンペ見ながら歌ってた。
祐樹くん、輝彦くん相舞。
京馬くん、立ち。
たかし座長、女形。
こうたくん、立ち。
たかし座長、再登場も女形。
椿裕二座長がお花を付けてた。場内拍手喝采！
ミカちゃん立ち、エクボちゃん女形で相舞。
エクボちゃん、めちゃめちゃ可愛くて綺麗で色気も感じた。
ラストステージ！

それでは、また来月お会いしましょう！と席を立った。


送り出し
エクボちゃんに、「舞踊綺麗だったよ！お芝居も凄く良かった。鈴蘭通うからね。」と話した。握手してお別れ。