神野 泰志 座長
劇団神楽 「バーデンバーデン」公演 2009年3月15日(日)昼の部・夜の部舞踊ショーのものです。
神楽さんバーデン公演2回目の観劇行ってきた。
朝、起きるのがいつもより1時間位遅かった。"春眠暁を覚えず"な季節到来か。
朝食も当然のことながら、遅くなるからお腹が減った。(^_^)
出遅れた分を取り戻すべく頑張ってHP更新を終えた。 さあ、母を迎えに行きバーデンへ出発。 気持ち早く出発したためか、気持ち早く到着した。
駐車場は、いつもと違い、めっちゃ空いていた。
玄関脇も空いてたので最も近い場所へ駐車した。ここ最近では一番空いてたんじゃないかな〜。
あっ、菊さんの所と較べちゃいかんな。(^_^;)
フロントで回数券を買って入場。 まずはお風呂へ。 お風呂から上がって大広間へ行くと、いつもの常連さん達がいないかった。 みんなまとまってどこかへ行ったのかな?
昼食は野菜炒めラーメン。今日は美味い!!
暫くすると、マイミクさんがやってきた。この席空いてるからどうぞ! ご一緒に観劇です。
昼の部お芝居「高町の朝」
主演 鉄蔵:泰志座長。
その妻お末:舞子副座長。
その娘:おとよ:神野はるか。 (4歳)
行商人 高杉賢次郎:新之介くん。
テキ屋夫婦 げん:敬次郎副座長。
テキ屋夫婦 おまつ:ゆかり座長。
鉄蔵の軒先で行商人賢次郎(新之介くん)が簪の商いをしていると、鉄蔵の妻お末(舞子副座長)がやってきた。
賢次郎はお末を好いていた。 賢次郎はお末にとっておきの簪を差し出した。
そこへ、お末の亭主遊び人鉄蔵(泰志座長)が、お末の浮気の噂を聞きつけやってきた。
鉄蔵は、噂を確かめるために一芝居打ってお末に乱暴を働き、賢次郎の出方を見た。
賢次郎は乱暴を止めようと割って入り、鉄蔵を突き飛ばした。
ここであまりの衝撃に泰志座長のマイクが飛んで電池が飛び出してしまった。
泰志座長、電池がないないと探したが見つからない。(笑)
鉄蔵「乱暴を止めて欲しいなら、十両出せ!」
賢次郎「ここに今まで貯めた十両がある。これでどうか止めて下さい。」
鉄蔵「分かった。十両の代わりに女房のお末をくれてやる。」
と言い、さらに履いていた下駄で賢次郎の額を割った。
「ただし、娘のおとよだけは渡さない。大きくなったら、売り飛ばすのさ。」
それから4年の月日が経ち、鉄蔵は盲目となり、娘のおとよが目となりテキ屋で母を捜す旅生活をしていた。
ここで、げん(敬次郎副座長)とおまつ(ゆかり座長)のテキ屋夫婦のかけ合いがとても面白かった。アドリブ絶好調!
まだ幼いおとよは、この界隈のお祭りに行きたがっていたのを、げん夫婦が見かねて、知り合いにおとよを祭りに連れて行って貰うように頼んだ。
おとよが行って間も無く、「泥棒ー!」と騒ぎが起こった。
おとよは、饅頭を一つ盗んでしまったのだ。
父である鉄蔵に食べさしてやろうという父への思いからやった事だった。
この地域のテキ屋の元締めまでになった賢次郎が、これを丸く収め、鉄蔵と再会した。
鉄蔵と賢次郎は、この4年間を振り返り、語り合った。
賢次郎は、額に付けられた傷を、いつか見返してやるという励みとし、やっとこの地域の元締めにまで成れた事に感謝していると話した。
鉄蔵は、あれから後添えをもらい、これが遊び人鉄蔵に輪を掛けたくらいの悪妻で、あの十両などあっと言う間に無くなってしまい、金の切れ目が縁の切れ目、後妻は他の男と駆け落ちし、盲目となり、おとよの母を捜しての旅暮らしだった。
お末は、自分には勿体無いくらいの、どこにも落ち度の無い良い女房だった。 と話した。
そこへお末もやってきて話を聞いていた。
鉄蔵は、賢次郎に「お末は今どうしている?」と問うた。
賢次郎「お末は今でも私と一緒に暮らしている。」
鉄蔵「お末に逢わしては貰えないだろうか?」
賢次郎「今呼んで来るから、暫く待っていて下さい。」
賢次郎が振り返るとお末がいた。 一部始終を聞いていたお末は何も話さなくても、頷いた。
賢次郎「連れて来たよ。」
鉄蔵「あのおじちゃんのそばに居るのが、会いたがっていたおかあちゃんだよ。」
おとよ「おかあちゃん〜」 おとよとお末は抱き合った。 4年ぶりの親子の対面である。
もうここから涙が溢れて止まらない。
鉄蔵「ひとつお願いを聞いては貰えないか?」
「この子を育ててやってはいただけないでしょうか?」
お末からも「お願いします。」と賢次郎に懇願した。
賢次郎はそれを快く引き受けた。 これを聞いて安心した鉄蔵は一人で旅に。。。
今まで鉄蔵の目となっていたおとよがいなくなり、覚束ない足取りに、おとよが駆け寄った。親子愛である。
賢次郎は、お末に「離縁する。」と、お末のおとよを思う気持ちを察し、あとを追わせた。
一人咽び泣く賢次郎であった。 終演。
口上
泰志座長。
前回は、舞踊ショー中にやっていた口上とグッズ販売を、今回は休憩中に行った。 やり方を変えたんだね。
泰志座長「お芝居どうでしたか?」
拍手!
「夜の部は昼の部と打って変わって面白いものを。」
泣いて笑って、こうでなくっちゃね。楽しみだ。
昼の部舞踊ショー
劇団戸田総勢による群舞。
神野泰志座長、女形。
戸田敬次郎副座長、立ち。
神野しじみ。
雅舞子副座長、女形。
戸田あゆみ、立ち。
花形戸田新之介、女形。
神野泰志座長、立ち。
雅舞子副座長、女形。
神野泰志座長、良太くん。
戸田敬次郎副座長、女形。
戸田ゆかり座長、女形。
紅菊千代、立ち。
神野泰志座長、雅舞子副座長でフイナーレ。小林旭「雪散華」。
ラスト拳銃で撃たれてしまい倒れた泰志座長を抱かかえる舞子副座長。ホロっときた。
送り出し
今回は前回のお写真をプリントしてきたのでサインをもらおうとマーカー片手に 「サインお願いします。」とサインをしてもらった。 お写真を見せて、
「気に入ったのあったらどうぞ!」
新之介くん「女形のを」
ゆかり座長「まあ〜、綺麗に撮っていただいてありがとうございます。」
ゆかり座長のは2枚しかなかったので必然的にもう一枚を差し上げて、敬次郎副座長には女形のを差し上げた。
敬次郎副座長「女形の、良いんですかー。」
お次は泰志座長。
「サインお願いします。」
泰志座長、お写真見て「うわ〜。」
サイン後、「お好きなのあれば何枚でも差し上げますよ。」とお写真を見せた。
一枚一枚見て、舞子副座長の写真見て、「舞子〜」と舞子副座長を呼んだ。
フィナーレの写真見て、 泰志座長「二人とも同じ方向向いてる。」 当たり前である、その一瞬を狙ったのだから。。。
良太くんと座長のショットで、 泰志座長「りょうた〜!」 と、あれもこれもと殆どのお写真を・・・
おっと、肝心な舞子副座長のサインを貰わなくっちゃ!
このままだと全部持っていかれそうだ!(笑)
その前に、 「サインを一枚いいですか!」
最後に、舞子副座長があまりにも可愛いので、送り出し写真を撮った。
送り出しが終わると、泰志座長・舞子副座長の2人して大広間に残っているお客さん達に満遍なく挨拶をして回っていた。 当然、私と母のところへも来て「写真ありがとうございます。」と。
頭の低い座長さんです。
とっても好感度UP!
ふ〜、疲れた。お風呂に入ってグッスリ寝た。
夕食は、シュウマイ・ラーメン・セット。 満腹!
食べ終わった頃、マイミクさんがテーブルに着いた。
少しお話してる内に夜の部開演。
夜の部お芝居「祭り提灯」
主演 提灯屋店主 善兵衛:泰志座長。
その妻 おしま:舞子副座長。
丁稚 ちょろ松:ゆかり座長。
金貸し 権兵衛:紅菊千代。
世話役一行 けい:敬次郎副座長。
世話役一行 しん:新之介くん。
世話役一行 かず:一生くん。
竹の屋 主人:舞華ちゃん。
その妻 おなか:しじみちゃん。
その娘:?
ご存知、提灯に隠された祭りの寄付金をめぐり右往左往する喜劇。
このお外題は、関西系劇団がよくやるものの様な気がする。
物語は、提灯屋の店先で、丁稚のちょろ松(ゆかり座長)が金貸し権兵衛(菊千代)に借金のカタとして布団を持っていこうとする所から始まる。
提灯屋店主 善兵衛(泰志座長)が、見かねてその借金の肩代わりをする。 金貸し権兵衛は「誰から貰おうとお金には変わりない。」と。
そこへ店主善兵衛の女房おしま(舞子副座長)がやってきて、出して置いたお金が無い!と善兵衛に訴えた。
ひとしきりお金を盗った盗らないのやりとりがあり、そのお金はちょろ松の借金を肩代わりするのに使ったと白状する善兵衛。
祭りの寄付金を集めに回っている世話役一行(敬次郎副座長・新之介くん・一生くん)がやってきて、またしても女房おしまに話をせず、置いてあったお金を寄付金に出してしまう善兵衛。
おしまは、お金をワザと出しておいて、見張っていたので、出して置いたお金が無い!と騒ぎ立てた。
またまた、そのお金は祭りの寄付金に使ったんだと、おしまを宥める。
これらの場面では、楽屋裏の本当の話を織り交ぜながら、おっぱいパブへ行ったとか、ひもパン・Tバックが好きだとか、アドリブ全開で大いに笑わせてくれた。
ここから物語りは佳境入る。 世話役達は、何故か女のところへ息抜きに行って来ると、善兵衛に寄付金十両を預ける。善兵衛は、寄付金をどこに置こうか迷った挙句、売り物の一番提灯の中へ隠しておく。
それを見ていた金貸し権兵衛が、その提灯を盗もうとした所に、竹の屋の一行がやってきたので、とりあえず引き上げる権兵衛。 竹の屋は、一番に注文しておいた提灯を取りに来たのだった。
隠された寄付金の事など露ほども知らないおしまは、竹の屋に一番提灯を渡してしまう。
竹の屋女房おなか(しじみちゃん)は提灯の中の寄付金をゴミだと思いゴミ箱に捨ててしまう。
おしまは、ちょろ松に寄付金の入ったゴミ箱を捨てて来るよう頼んだ。
もうそろそろ竹の屋が帰った頃だと金貸し権兵衛が舞い戻ってきた。
おしまに、「提灯が欲しいので買いたい。」と。
「毎年、提灯など買ったこともない権兵衛さんが何故提灯が欲しいの?」 と問い質すと、訳の分からぬ理由を付け、「とにかく提灯が欲しいんだ!」と権兵衛は言った。それもそのはず寄付金十両欲しさに言ってるだけなのだ。
ところが、先ほどあった筈の一番提灯が無い! 権兵衛「ワシはここにあった一番提灯が欲しいんだ。」
おしまに、提灯は竹の屋に売り渡した事を聞き出し、すぐさま竹の屋の後を追う権兵衛。
提灯の代金だけ払って提灯を持っていかない権兵衛を不思議がるおしま。
その後、世話役達が帰って来て、善兵衛に預けておいた寄付金を貰おうとするも、隠しておいた一番提灯が無いことに大騒ぎする善兵衛!
おしまに訳を話し、全員で竹の屋・権兵衛の後を追っかける。
竹の屋に追い着いた権兵衛は、竹の屋から提灯を一両で買う。
そこへ善兵衛一行がやって来て、権兵衛から提灯を取り返そうと襲い掛かろうとする善兵衛を竹の屋女房おなかが止める。
おなか「それなら、ゴミだと思ってゴミ箱へ捨てたわ!」
おしま「ゴミ箱なら、ちょろ松に捨てて来るよう頼んだわ!」
全員で、さあ!ちょろ松を探し出せ!
権兵衛は先回りをして、ちょろ松から「ゴミの匂いが好きなのだ。」と訳の分からぬ理由を付け、ゴミ箱を一両で買う。
やっと追い着いた善兵衛一行。
善兵衛が権兵衛からゴミ箱を取り返そうと襲い掛かろうとした時、ちょろ松が「そのお金ならここにあるよ!」と。
ちょろ松は「借金の肩代わりのお礼の万分の一にもならないけど・・・」と善兵衛に差し出した。
お金に目が眩み、散々走らされた挙句、二両以上も損をし、泣くに泣けない権兵衛。 終演。
大笑いなハッピーエンド!
口上は夜の部の舞踊ショーで、仕度が出来次第!
夜の部舞踊ショー
劇団戸田群舞。
雅舞子副座長、神野しじみ相舞。
戸田あゆみちゃん、女形。
神野泰志座長、女形。
戸川舞華、女形。
花形戸田新之介、女形。
雅舞子副座長、女形。この時、舞台から降りてきてポの前でポーズをしてくれた。嬉しかった。これは撮らなくては!としっかり撮った。
神野泰志座長、立ち。
戸田ゆかり座長、女形。
神野泰志座長、立ち。
戸田敬次郎副座長、立ち。
紅菊千代、女形。 フ
ィナーレ!
あ〜、面白かった。
マイミクん、またね〜!
送り出し
新之介くん・泰志座長・舞子副座長の送り出し写真を撮る。
舞子副座長、「お写真大事にします。」と気の利く舞ちゃん。
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